福祉ってなに? 高齢者の生活 家族にできること

危機的状況!介護離職を防げ!若い世代による介護

こんにちは!ノアです。

[少子高齢化が著しい日本]
そう言われて久しいのですが

若い人は
どう感じているのでしょう

あまり現実的な
関わりがあるという実感もなく

考えなくて済むままなら
いいのですが

そうも言っていられない
現実があるようです。

 

介護の現場では

家族介護の辛さや
介護労働者のハードな仕事ぶり

介護の世界の
外国人による人手不足の穴埋めなど

 

介護をめぐっては
様々なニュースが流れています。

 

『介護殺人』

などという言葉が
できてしまうくらい

介護が苛酷になることも

 

6ポケットの末に

6ポケットという
言葉があります。

 

両親と両方の祖父母の
6人の関心が

一人っ子の孫に集中し

6ポケットから孫に
お金が出されるという現象です。

 

これだけだと
『ラッキー!』な話

で済むのですが

 

6ポケットが
6人分の介護負担となって

たった一人の孫に
集中するとしたら?

 

『ラッキー!』どころか

甘い言葉に誘われて
お金を借りたら

利息が膨れ上がった
ようなものです。

 

祖父母の介護を孫がする

20~30年のラッキーが
50年、60年の介護生活

 

これは脅しでも
なんでもありません。

 

忙しい親世代に代わって

 

学生だったり
社会的地位もまだ
高くなっていなくて

ある程度時間が
自由になる孫が

 

祖父母の介護を
担うという実態が

生じてきているのです。

 

私の体験

私の母が亡くなる2ヶ月前

微熱が続いていた母は
とうとう40度近い
高熱を出しました。

 

一時期は介護休暇も
視野に入れて

上司にも相談を
していたのですが

 

そんな時に思いがけない
職場の異動があり

それもヘルプを頼まれての
異動だったために

介護休暇はおろか
急な有休を取るのも
難しい状況でした。

 

日曜日の夕方に
地方に出かけていた甥に
急遽帰宅を依頼

母には水枕を用意して
私は勤務地に戻りました。

 

当時甥は時間の
融通がきく状態だったため

同じく身動きの取れる姪と二人で
母が入院するまでの
半月間の介護を
担ってくれました。

 

孫による介護

どうにも身動きが取れない時
近くに動ける人がいると
どうあってもあてにします。

 

先日見たネットの掲示板に
こんな話がありました。

「あなたの学費は
おばあちゃんが
払ってくれているのだから

あなたが
おばあちゃんの介護を
するのが当たり前」

 

と親に言われて

サークル活動も
友達の付き合いも
なにもかも犠牲にして

 

学校からまっすぐ
家に帰ると

祖母の食事介助
トイレ介助
祖母の物の洗濯

 

布団に横になっても
深夜に起こされ

ゆっくり寝ることも
許されない。

伯父伯母父母も
若くて体力もあるし
学生だから時間もあるし

孫が介護をするのは
当たり前だと思っている

 

疲れてレポートもろくに書けず
このままだと卒業できない

という内容の
話題が出ていました。

 

親の介護

若い人による
身内の介護は

当然ですが
祖父母の介護だけでは
ありません。

 

20代や30代の人の
親の介護のための離職も
増加しています。

 

このことは年齢に関係なく
要介護状態になることや

いつでも介護の

担い手になる事態が
起こりえることを

現しています。

 

年少者の介護離職

シンプルに考えて

核家族化
少子高齢化の結果

若い人に介護負担がかかるのは
ある意味当然の現象です

 

そして残念なことに
企業や国にとっては

未だににこの現実が
問題視されていないようです。

 

なぜなら

40歳未満の介護離職数は
辛うじて統計があるのですが

40歳未満の年齢別統計が
見当たらないのです。

 

さらに介護で離職したのち
再就職しようとしても

介護で仕事を
辞めるしかなかったことが

面接官に理解されなかった
という話も
珍しくありません。

 

介護を支えるもの

若い人の先の人生を思うと
やはり介護離職は
避けるべきでしょう。

 

国が何とか対策を
立てるべき

とここで言っても

 

現実に介護負担を
負うことで人生が変わってしまう
本人にとっては

何の助けにもなりません。

 

確かに介護の制度や

福祉や医療の制度も
活用できるものがあります。

 

問題は

「なにがどのように
役に立つのかがわからない」

ということなのです。

 

介護や福祉の支援や
制度について詳しく知る
必要はないと思います。

 

なにか助けになるものが
あるようだということだけ

頭の隅に置いておくと
十分です。

 

では現実に

どこの誰に相談したらいいのか

どこに助け手があるのか

 

それについては
次回、お話します。

 

 

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