介護を知りたい 高齢者の生活 家族にできること

いい病院だと油断したら大敵がいた

投稿日:2018年12月17日 更新日:

こんにちは!ノアです。

やっと希望の光が見えてきた
私の母の転院。

リハビリテーションも
順調に進んでいました。

ところが思いがけない罠が
待っていたのです。

こちらの記事は
【高齢者に家族としてできること】
のひとつです。

この前後のお話は こちら からご覧ください。

 

ほっとひといき

転院先の病院では
母の年金だけで
やり繰りができたので

贅沢でしたが
トイレとシャワーが付いた
個室を利用しました。

トイレもシャワーも
母は使えなかったのですが
ほかに空いている個室が
なかったのです。

結婚してから専業主婦で
ずっと父の扶養を受けていた
母の収入は
遺族年金だけでしたが

遺族年金の受給者は
非課税世帯となるため

後期高齢者の医療保険料は
一番安い掛け金でしたし、

入院費も市に届けることで
最低限の金額になっていました。

半分寝たきりで
お金を使うこともなかったので
個室代金は細やかな贅沢でした。

 

リハビリテーションの提供

母が病院を移った頃

リハビリテーションの
スタッフが毎日部屋に来て

理学療法士が1時間
作業療法士が1時間
言語聴覚士が1時間

リハビリテーションを
行っていました。

転院して2週間目には

リハビリテーション室(訓練室)に
車椅子で連れて行ってもらって
訓練ができるようになりました。

つまり寝たきりから
お腹や腰が安定してきて
ベットで起きていられる時間が増え

車椅子に座って
移動することが
できるようになったのに加え

訓練室で体を動かせるところまで
可能になったのです。

各療法士との相性も良く

入院するたびに
リハビリテーションを
してきた母も慣れたもので

療法士の指示で
ベット上で自分でできる
リハビリテーションも
続けていました。

私も毎週、
母の様子を見に
通っていましたが

目に見える回復ぶりで

この様子なら
リハビリテーションを
延長してもらえるかもしれないと
期待が高まりました。

 

いつまでも続く晴れはなかった!!

母が転院して
4週間目になる頃

医療相談員に
医師が会いたいと
言っていると言われ

時間を作って面接しました。

医師は開口一番

「で、家に帰りますか?
それとも施設は決めましたか?」

と言いました。

「えっ?」

なんのことですか?
という気持ちで
問い返しました。

「来週で約束の一か月です。
行先はきまっているんですよね?」

なおも畳みかけるように言われ、
私は言葉をなくしました。

「老人保健施設を
申し込んでいます。

(転院と同時に
吟味した施設に
入所を申し込んでいました)

次はそちらに行く予定です。」

と答えるのが精一杯でした。

「そこはいつ入所できるのですか?
いつになるかもわからないのを
待っていられませんよ?」

「リハビリテーションの結果を見て
延長も考えると先生が」

なんとかそう口にしましたが

医師は私のその言葉を
黙殺しました。

「とにかく帰るなり
有料老人ホームに行くなり
早急に決めて下さい」

「今のままの身体状態で
家には連れて帰れません。」
そのことははっきり言いました。

医師は医療相談員に

「どこか有料老人ホームの
空きを探してあげて」

と(頼んでもいないのに)言いました。

何が起きているのか
わからないまま
診察室を出ました。

 

考えたくはないけれどすべてに裏があった?

その後、医療相談員に

「有料老人ホームは行かせません」
と言いました。

「うちは家に帰ることを
目標にしています。

どこでも行くところがあれば
いいとは思っていません。」

「取り敢えずあとどれくらい
猶予できるのか
医師に確認してみますが

うちの系列の老人保健施設や
老人福祉施設に
空きがないかも確認しますか?」

医療相談員に言われたので
見るだけならと判断し
確認を依頼しました。

この時点で
気が付くべきだったのです。

医師の目的に。

ひとつは病院で経営している施設に
入所させることです。

これは囲い込みと言って
本人や家族の選択肢を
奪う行為です。

お世話になった病院という意識で
家族は勧められると
ほかの施設は検討する余地なく

時には何も考えたり
手続きをしないで済むので

そのまま病院系列の施設に
高齢者を委ねるのです。

もう一つは
診療報酬の加算です。

家に帰るか
有料老人ホームに行くか
と繰り返したのは

どちらも病院から退院して
在宅になった患者ということで

病院が医療請求で
加算できる扱い(当時)に
なるからでした。

この病院でしっかり
機能回復ができたら

このまま家に
帰れるかもしれない
という希望は絶たれました。

次の日に病院に行くと
驚いたことに
母は部屋を移されていました。

それもステーションの前。
おそらく通常は

危篤か重症の患者を
置いておく部屋でした。

医療相談員からは

「医師にどの程度の
猶予が認められるのか
確認しました。」

と話がありました。

「行き先が決まっていないのに
追い出すことはしないと
言っていました。」

当たり前です。

なんの落ち度もなく
リハビリテーション期限も
残っている患者を

強制退院させるなど
できるはずがありません。

「わかりました。
まずはこちらの系列の
施設を見学させて
いただけますか?」

私は答えました。
この時点で決めたことがありました。

幸いなことに
リハビリテーションの提供も
継続されています。
(病院もその方がお金が入ります)

取り敢えず
病院が提示する施設を
見学して歩き

すでに申し込んだ施設の
入所ができるまで
時間稼ぎをすることに
したのです。

 

このお話は次回に続きます。

 

この前後のお話は こちら からご覧ください。

 

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