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ある事件から 施設職員による高齢者虐待を考える

投稿日:

こんにちは!ノアです

昨日の朝のことです

あるテレビ番組で
怒りに震えてしまった
話題が出されていました

 

今回はこの事件について
お話します

 

 

話題の内容

舞台はある有料老人ホーム

 

職員がほかの職員の言動を
見かねて録画したものが
放映されていました

 

顔はわからないように
細工されていましたが

 

問題の職員が
90歳の入所者に
馬乗りになり

下敷きにした入所者に
罵声を浴びせている
ものでした

 

入所者は何度も
「許してください」
と繰り返しており

あまりのひどさに
見ていて涙が出ました

 

この出来事は
ほかの職員やほかの入所者の
目の前で行われ

 

問題の職員は何度注意しても
上司に指導されても
変わらなかったようです

 

どういうルートで
この画像が外に出たのか
わかりませんが

これを映した職員は
「あまりにもひどいので」
と言っていました

 

 

問題の整理

私にはこの出来事は

いくつかの問題が
絡み合って生じたと
見えました

 

1 施設管理者側の問題

2 職員の問題

3 入所者の問題

 

このひとつひとつについて
お話していきます

 

 

施設管理者側の問題

私は施設管理者側に

大きく分けて三つの問題を
あげたいと思いました

 

1 入所者はこの施設にとって
  どのように位置づけられて
  いるのか

 

あえて常識という言葉を
使うのであれば

入所者は「お客様」
だと思うのですが

 

この施設でもその認識があれば
このような問題は
生じなかったでしょう

 

 

2 職員教育を
  どう考えていたのか

 

介護職員は様々な方面で
不足しています

大変な仕事ですから
必要な人員の確保も
大変だと思います

 

この施設でも
「職員にやめられたら困る」
という事情が

大きく影響していたようです

 

職員の粗暴な行為にも
注意をするだけだったようですが

それが繰り返されたことは

注意し続けても無駄でしかない
ことは明らかでした

 

このことについては

職員とのかかわり方や
教育の仕方について

管理者側は学んでいたのか?
という疑問が

どうしても生じてしまいます

 

 

3 入所者との【契約】は
どのような内容だったのか

 

施設は入所者との間に
【契約】を結んでいます

 

そこでは単に
サービスを提供する約束だけが
されていたのでしょうか

 

当たり前のことですが

入所者側は
【安全で快適な生活】を

期待して施設で生活している
はずです

 

仮に契約書に
言葉で明記されていなかったとしても

【安全な生活の保障】は
最低限の約束事と
しなければならないと思うのですが

残念ながらこの施設側にとって
入所者の安全性の確保は
最優先事項ではなかったようです

 

 

 

職員の問題

職員の問題については
二つの側面から
考えることができます

 

残念なことに

介護職員による
入所者の虐待や

時には殺人など

とんでもない事件を
見聞きする昨今です

 

人格障害や
異常性格者など

精神科やカウンセリングを用いても
社会適応がなかなか難しい人たちが
一定数いるのも事実だと思います

 

一方的に施設職員の資質
という側面からだけ見るなら

もし問題を起こす職員が
このような障がいのある
人物と判断されるなら

 

医療機関に繋げるか

最悪の場合は
退職していただくしか
ないと思います

 

 

もうひとつ考えられるのは
ストレスの問題です

 

問題の根本に
ストレスがあるのであれば

それは周囲で支えることが
できるかもしれません

 

仕事がきつくても
実は人間関係がよければ
なんとか持ちこたえることが
できるものです

 

性格的な障がいがあるのか
環境の問題なのか

周囲の人はしっかりと
見極めていかないと

問題解決には結びつかないと
思われるところです

 

 

入所者の問題

今回の事件の場合
入所者は被害者です

 

しかもこの入所者は
認知症の高齢者だったようです

 

認知症でなければ
自分の身は自分で守るべきだった

つまり声をあげて
施設に抗議するなり
弁護士に相談するなり
するべきだった

という話になるのですが

 

今回の被害者の場合
だれが救えたのか?

 

言うまでもなく
それができたのは身内です

 

 

そして何よりも大切なポイントは
実は入所時にあります

 

ひとつは
入所する施設には
苦情を訴えるところが
明確に示されているか

 

それがなければ
入所者の普段の様子を

聞いたりできる
体制が施設側にあるか

 

そして欠かせないのは
入所時の契約書の
詳細な内容確認です

 

施設に入所するということは

生活をまるごと預ける

ということですから

 

入所先は慎重に検討して
決定することをおすすめします

 

まとめ

ひとつの事件から

何故それが起きたのか
整理してみました

 

問題点が一つ二つなら
ほとんど事件にはならないでしょう

 

どこかで問題解決の糸口が
発見されて

事件になる前に
歪みかけていたことが
解消されるからです

 

事件になるのは

事件になるだけの
複数の要素や
複数の問題点が
絡み合った時です

 

 

介護職員確保の苦労など
現実には困難なことも
確かにあるのですが

 

だからと言って

施設という
閉鎖された空間で

行われる高齢者の虐待を

仕方がないと言える人は
皆無だと思います

 

高齢者虐待の
芽を摘み取るのも

解決するのも

小さなことの積み重ね
しかないと感じるのですが

 

みなさんはどう思いますか?

 

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