こんにちは!
ノアです
3月は別れの季節ですね
あんなに気が合って
いつも一緒にいた友人も
生活状況が変わったら
関心ごとも変わります
なかなか会えなくなって
気がついたら
どこでどうしているのか
わからくなってしまった
そんな大切な友人は
いませんか?
母になっていく友人たち
私の友人たちは
ほとんどの人が
25歳前後で結婚し
1~2年で出産
子どもが生まれると
同時に仕事はやめて
育児と家事に専念
というのが
多くの女性の選択肢でした
あるいは結婚しても
子どもは生まないで
仕事と家庭生活を
維持する人もいましたが
そういう人は少数派でした
今のように
子育て支援とか
職場の配慮とか
男性の育児休業とか
なにもなかった頃です
結婚すると自然に
人間関係が変わります
夫の家族や親戚との
お付き合いも生じますし
子どもが4~5歳になると
子どもの幼稚園や習い事の
ママ友付き合いも
できてきます
学生時代の友人と
気軽に遊びに行くなんて
できるはずがありません
そんな彼女たちと
独身で仕事をしていた私を
繋ぐものは
時々彼女たちからかかってくる
電話でした
でも私から電話をすることは
ありませんでした
生活パターンが違う
私から電話をしなかった
理由は二つあります
理由の一つは
母になった友人たちが
電話で話せる時間が
読めなかったからです
小さな子供のいる
お母さんは大変です
一日が子どもと夫の
生活サイクルでまわります
そのなかで
母・主婦・妻をこなすのです
一日が終わると
くたくたになって
子どもを寝かしつけながら
自分も寝てしまうことも
しばしばです
実感はなくても
その大変さは想像できます
だから私からは
電話をすることは
しませんでした
もう一つの理由は
基本的に私は
電話が苦手なのです
電話だと緊張するとか
そういうことではなく
何もしないで
電話で長く話す時間が
もったいなく感じるのです
自分のペースで
自由に生活していても
翌日の出張準備が
まだ終わっていなかったり
アイロンをかける物が
山積みになっていたり
果ては翌日が5時起きで
仕事だったりすると
落ち着かないのです
そういう時の友人からの電話に
私はいつも葛藤していました
だって自分が自宅にいて
久しぶりにかかってきた
大事な友人からの電話です
受話器を取らなければ
次にはいつ話せるのか
わからないのです
この電話を取ると
2時間はかかりそうだなと
瞬時に次のことを算段し
受話器を取っていました
リアルではない話題
もうひとつ
ちょっと気が重くなるのが
話題のことでした
何度も言いますが
独身で仕事をしていた私には
底意地の悪そうな
姑も小姑も
困ったママ友のことも
子どもが成長して
どういう言動を
するようになったか
ということも
リアルではなかったのです
話しを聞いて
相槌を打つことはできます
「こういう対処をしてみたら?」
と想像の範囲で
話すことはできます
「そう言えばこのあいだの人
どうなったの?」と
話題を振ることもできます
自分で聞いて欲しいことや
話したいことは
あとまわしです
だって彼女たちにとっては
忖度なく愚痴を言ったり
話を聞いてもらえる人が
とても限られているのが
わかっていたからです
困難を越えて
正直に言うと
生活パターンが変わり
生きている背景が
変っていく友人たちと
深い親交を維持するのは
私なりに大変でした
大変でしたが
彼女達との交友を
続けて来て良かったと
思います
物理的な距離のこともあり
簡単に会えなくても
どの友人とも
年にⅠ~2回は
電話で話したり
LINEで安否確認をしたり
そんな交流を
今も続けています
「もうやってられない」
「友達をやめる」
感情に任せて
言ってしまうのは
簡単だったと思います
でも失くしてしまったら
一緒に笑ったことも
怒ったことも
やんちゃをしたことも
そこですべてがなくなります
だから私の古い友人関係は
しばらく話してないと思うと
どちらともなく連絡を取り合い
長い友人とのかかわりは
もう50年くらい続いています
新しい生活
新しい人間関係が生まれるのも
楽しいものですが
「あの頃はこうだったよね」
なんて話題で笑い合える
そんな古い友人関係も
人生の宝物です
あなたも長く話していない
古い友人はいませんか?
たまには連絡を取って
楽しいひと時を
一緒に思い出してみませんか?