社会は人の支え合いでできている 福祉ってなに?

コロナの影響による生活不安 セイフティネットとして生活保護は役に立つのか?

こんにちは!
ノアです

2020年4月現在
コロナの影響で
世界中が大変な
ことになっています

なかでも感染の恐怖と
経済的な不安は

どちらも無視できない
差し迫った問題です

そこで私の方から
生活のための最後の砦

生活保護について
お話しします

生活に必要なお金

以前ネットの掲示板で
ある人がこんな悩みを
相談していました

夫と二人暮らしですが
月の食費が40万円かかります
どうしたら減らせるでしょう

はじめは桁が違うのかと
思いましたが

相談者は大真面目

 

週に3日は外食

ちょっと美味しい
フランス料理を食べに行くと

ワイン込みで
二人で5万円

 

焼き肉を食べに行くと
二人で2万円

 

デパ地下でお惣菜を買えば
二人で1万円で済むけど

ってあなた…と

 

掲示板を見た庶民は
呆れた人がほとんどでした

 

40万円あったら
夫婦二人で
2か月暮らせるという人

 

食費は1か月
3万円にできるという人

 

このように
経済生活は

人それぞれです

 

 

生活保護費

生活保護の基本の額は
地域によって異なり

家族構成で計算されます

 

例えば夫婦と子供2人の場合

夫の年齢の金額
妻の年齢の金額

子どもの年齢に応じた金額2人分

この4人分を足し

さらに人数に応じて
設定されている額を足して

決められます

 

例えば2019年10月の基準で

一番高い東京都の23区
30代妻と40代夫
中学生と小学生の子どもの2人で

1か月の生活費は185210円

これに家賃がかかる人は
69800円以内の家賃

児童養育加算という
加算があり

2人分で20380円

合計275390円です

 

全国で一番低い地域
同じ家族構成で

合計205270円

 

母子家庭や障がい者には
加算もあります

 

生活保護が該当するのは

仕事ができる人は働き

資産がある人は
それを利用し

それでもこの
生活保護の基準額を
自力で賄えない人なのです

 

収入の考え方

年金があったり
働いた収入があると

自力で賄える金額

ということで

その分が
基本の額から引かれ

残った不足分が
生活費として支給されます

 

ただし働いた収入は
働くのに服を買ったり
身なりを整えたり

お金がかかる

ということで

働いて得た額から
幾らかが控除されて
残りが収入額とされます

 

生活できるのか?

生活保護の基本は

「健康で文化的な
最低限度の生活」の維持

なのですが

 

個人的には
本当に国はこの額で
それが可能だと
考えているのか?

と思います

 

しかし先にお話しした
1か月40万円の食費は
あり得ないとしても

 

現実にこの金額で
やり繰りをしている
人たちがこの国にいます

 

私も現場で
ケースワーカーをしてきて

「いただけるだけで
十分だから」

という言葉を何度も言われ

そのたびになんとも言えない
気持ちになりました

 

国民の生活の最後の砦

セィフティネットと
唱えながら

 

生活保護の要件や
処理にかかる時間を考えると

 

今のような
未曽有の経済危機の中で
それがどれだけ役に立つのか
大きな疑問を感じます

 

疑問を感じますが
それでも最終手段として

生活保護を選択するしかない
人たちもいるのです

 

今起きていること

新型コロナの影響で
日本中に緊急事態宣言が
出されました

 

テレワークの人
家庭学習をする子ども

 

医療機関
宅配やスーパーなど

危険を負って
仕事を続けている人

 

なかには
私たちの生活を支える
流通の要

長距離トラックのドライバーや
その家族に対する偏見など

 

この国はどうなっているのかと
言いたくなる出来事も
耳に入ってきたりします

 

コロナに対する不安は
様々な面で沢山の顔で
成長しているようですが

 

この状況の中で
経済活動の停滞による
生活不安も
大きくなってきています

 

株も下がっていますし
すでに廃業に追い込まれた
事業者も少なくないようです

 

今しなければならないこと

国や行政機関が
急激な事態の変化の中で

スムーズに動く体制が
できていないのは事実としても

 

先の見えない閉塞感の中で
ただ文句を言ったり
人に当たったりしていても

何も解決できません

 

また途方に暮れてばかり
いるわけにもいきせん

 

今の生活
これからの生活

このような時こそ

先を見据えた
情報収集が必要です

 

ですからこのブログでは

これから何回かに渡り
生活保護について
情報を提供していきます

 

この制度が
あなたの選択肢として
有効なのかどうか

その判断の一助となれば
幸いです

 

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このことをもう少し詳しく知りたい。』

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