こんにちは!ノアです
令和元年の今年
神戸のルミナリエに行きました
阪神・淡路大震災
1995年1月17日未明
兵庫県南部を震源地とする
大地震が起きました
テレビ画面いっぱいに
とても現実の出来事とは思えない
場面が広がっていたことを
鮮明に覚えている人も
少なくないと思いますし
今でも地震がおきると
恐怖で動けなくなる
という人もいます
神戸ルミナリエは
この震災のあった年の12月に
焼け野原から始まった
レクイエムです
25年の変遷
ルミナリエは
地元のクリスマス商戦
との折り合いや
資金難による
会期縮小と募金活動
多くのボランティアによる
支えの必要性
などの困難を経て
今はレクイエムというより
観光資源に変わりつつあります
私もルミナリエを見るのは
今回で4回目でしたが
祈りよりも楽しみ
鎮魂よりも祭り
などの色合いが
より高まっている
という気がしました
地元の人の気持ち
タクシーに乗る機会があり
運転士さんに
ルミナリエのことを
聞いてみました
「地元民は
結構迷惑がっていますよ」
運転士さんは
あっさりと言いました
「とにかく人が多くて
見に行くどころじゃない」
「そもそも屋台が良くない
会期中は毎晩
消灯後にボランティアが
周辺のゴミを
拾って歩いています」
「はじめは良かったのですがね」
確かに
今回は道路に落ちているゴミに
驚きました
過去3回行った時は
なかったことです
色々な人が
訪れるようになった
ということでしょうか
ルミナリエの
はじめの目的を思うと
只々残念の一言に尽きます
過去のルミナリエで感じたこと
私がルミナリエに行ったのは
2004年
2009年
2013年
今年2019年です
2004年
最初の時は三ノ宮駅から
誘導されて30分以上歩き
旧居留地を曲がるなり
目の前に広がった光のアーチに
言葉をなくしました
光の回廊と
光の乱舞は
この世の物とは思えないほど
心を揺さぶられたのを
よく憶えています
メイン会場でも
どちらを向いても
光の花が躍っていました
その光は
暖かいぬくもりと
素朴さに満ちていました
2009年は友人と行き
前回のように
人の列に並んで進んでいたところ
ボランティアの人が
友人に障がいがあることに気が付き
端に誘導してくれて
「ハートフル」という
対応ボランティアに
引き継いでくれました
裏道を誘導されながら
その洗礼された配慮に
さすがに神戸は
こころ配りが違うと
感じ入りました
2013年は
ルミナリエのアーチの目の前の
ホテルに泊まりました
時間になると
アーチの端の方から
光が流れるように次々と灯り
何かが開けるような
感じがしました
今年のルミナリエ
今年のルミナリエは
屋台が増えて
ステージもあり
より一層
お祭り色が強くなっていました
調べたところ
イタリアから職人を呼び
電気代の問題もあって
LEDの電飾に
切り替えているそうです
今回も
前回と同じ
ホテルだったのですが
前回のように
アーチに光が流れるような
灯り方ではなく
時間になると
全てが同時に
パッと灯り
ちょっと残念でした
ルミナリエに何を見る
最近は12月になると全国で
イルミネーションが灯り
クリスマスというと
イルミネーションというくらい
この季節の風物詩になっています
プロメテウスが
命がけで人間にもたらした
炎に始まる光は
「鼻を摘ままれても
わからないくらいの闇」
にあった人間にとって
どれほどの恵みを
もたらしたかわかりません
「プロメテウスの火」
の真偽は別にしても
ルミナリエの光を見ていると
私はいつも感動で涙が出ます
それがレクイエムだと思うからなのか
あるいは闇の中の光だからなのか
よくわからないのですが
募金を集めながら
維持しているこの光を
一人でも多くの人に見てもらい
感じてほしいと願います
いかがですか?
あなたもこの光の乱舞
見に行ってみませんか
注)写真は前半が2013年 後半が2019年の物です