気になる閑話 社会は人の支え合いでできている

視覚に障がいのある人がいたら 当たり前にできるお手伝い

こんにちは!ノアです

先日Twitterに投稿された
あるツイートについて

書かれた記事を目にしました

 

それを見て
色々と思い出したので

 

今回は視覚障がい者について
お話します

 

 

ツイートの内容

神奈川県藤沢駅近く

 

その人は
視覚障がい者が

白杖を垂直に掲げているのを
見ました

 

それがSOSであることを
知っていたその人は

 

白杖を掲げていた
視覚障がい者の人を
駅まで誘導したけど

 

炎天下で

自転車の放置のために
身動きが取れなくなっていた

 

視覚障がい者に
申し訳なかった

 

という内容でした

 

 

知っていますか?SOS

このTwitterについての記事を
読んだ私は

とても恥ずかしくなりました

 

そのSOSを
知らなかったからです

 

このSOSは
本当にどうにもならない時の
意思表示の手段だそうです

 

1977年に
福岡県盲人協会が考案し

日本盲人会連合が
周知をすすめている

らしいのですが

 

ネットですぐに
情報が拡散されるこの時代

 

もっと周知されるといいと
思います

 

危険がいっぱい

今回の話しでは

駅前の自転車の放置が

目の不自由な人の
動きを妨げていました

 

私が以前いた北海道では

歩道などに

視覚障がい者が
迷わないで歩けるように

黄色いブロックが
続いているところがあり

 

視覚障がい者のことを
考えているように
見えたのですが

 

実はこのブロック

プラスチック製で

冬はその上に
雪がさらりと積もると

 

滑って足元をすくう
凶器になりました

 

 

私も油断をしてしまい

何度転びかけたか
わかりません

 

実際に転倒した人は
見たことがなかったのですが

 

本当に視覚障がい者の
役に立っていたのかと

今でも疑問を感じます

 

中途視覚障がい者

障がい者の人の
支援の仕事をしていた時

 

中途視覚障がい者の
介助者の研修を

担当したことがありました

 

幼いころから
視覚障がい者だった人も

大変な苦労をしてきたと
思うのですが

 

中途視覚障がい者の人は
また違った苦労があることを

知ることができました

 

 

想像してみてください

ある日突然

病気やけがで
視力が失われ

 

家の中こそ
記憶をたどって
動き回れるかもしれませんが

 

生活の一つ一つを
立て直さなければならないとしたら

 

 

そして現にそのように
日々生きている人たちが
いることを思うと

 

私は横断歩道や
街中の段差

放置自転車など

 

想像するだけで
めまいがしてきます

 

 

街中などの介助

そこでもし何かの折に

視覚障がい者の人の
お手伝いをする場面が
あった時のために

 

私の知っている
細やかな介助方法を
お話しします

 

視覚障がい者の
お手伝いをするときは

 

はじめに必ず
「お手伝いします」
と声をかけてください

 

どんなに善意でも
いきなり手を引かれたり

腕をつかまれたりされるのは

恐怖以外の何ものでも
ありません

 

誘導する時は

相手の人に
こちらの腕を

つかんでもらってください

 

そうすると
障がいがある人は
危険を感じた時に

 

とっさにこちらの腕を離して
自由に動くことができ

自身で危機回避ができます

 

 

階段や段差があるとき
横断歩道などにさしかかる時は

手前で1度止まって

「段差が3段あります」
「横断歩道を渡ります」

など状況を伝えてください

 

 

 

食事の場面で

食事で同席することがあったら

 

お皿に料理を取り分けて
「どうぞ」
と言われても

あるいは差し出されても

視覚障がいがある人には
何を勧められているのか
それがどこにあるのか

判断ができません

 

 

「右手のすぐ前に
イチゴの入ったお皿を
置きました

よろしかったら
そのまま手で食べてください」

 

あるいは
「あなたのすぐ前に
スープが入ったお皿を
置きました

スプーンは右手のすぐ横に
置いてあります

熱いので気を付けて
召し上がってください」

 

などできるだけ具体的に
伝えてください

 

私が見た場面では
お弁当が用意されていました

 

お弁当を時計に見立て

「短い針の2時のところに
かまぼこがあります」や

「5時から7時の部分に
ご飯があります」

 

など説明し
なるほどなと思いました

 

 

表現方法に合意があれば
色々なやり方がありそうですね

 

 

想像力を使う

一番初めにお話した

炎天下でSOSを発していた人は

 

どのくらいそこにいたのか
わからないのですが

 

あきらかに
不自然な行動を前に

声をかける人は
いなかったのかと

ちょっと考えてしまいました

 

私の行動半径にも

時々お会いする
視覚障がいの人が

お二人います

 

いつも慣れている感じで
すたすたと行ってしまうのですが

 

その人の進行方向に
車が止まっていたりすると

 

私は

その人が車にぶつからないか
あるいは車が急に発進しないか

などとどうしても

その人がそこを通過するまで
様子を見てしまいます

 

トラブルなど
ないに越したことは
ないのですが

 

障がいゆえに

自力で解決できない
問題に直面している人が

あなたの前にいたら

 

どうか声をかけてください

 

大げさな行動はいりません

 

今あなたを必要としている人が
あなたのささやかな助けで

 

安心して
先に進めるかも
しれません

 

ちょっとした配慮を

みんなができる社会

素敵ですよね

 

 

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