こんにちは!ノアです
今回は
在宅生活で心強い助け手となる
公的な介護保険の
ヘルパーサービスの
お話です
ヘルパーサービスってなに?
ヘルパーサービスは
公的な介護保険では
訪問介護と呼ばれます
この記事ではわかりやすいように
ヘルパーサービスと呼びますね
ヘルパーサービスは
掃除や料理をしてもらったり
足が悪くて
ひとりで入浴ができないなど
日常生活で
誰かの手を借りる
必要がある人を
手伝ってくれるサービスです
ヘルパーサービスの料金負担
ヘルパーサービスは
介護保険が使える状態
つまり介護認定が
されている場合
7割から9割は
介護保険からお金が出ます
このサービスを
利用する人は
残りの1割から3割の
料金負担で済むのです
生活援助
ヘルパーサービスで
生活援助というと
掃除や洗濯
買い物や調理のような
主に家事の代行のことです
もちろん自分ではできない
という大前提があります
身体介護
このサービスは
飲み込む力が弱い
利用者のペースにあわせて
むせたりしないように
食事を口に運ぶなど
食事を食べることを
手助けしたり
おむつ交換
足元が不安定な人の
体を支えたり
体を洗うなどの
入浴の介助や
体がかたくて
曲がらなかったり
骨や皮膚が弱くなっている
利用者の着替えなど
危険がないように
行う必要があります
そのために
身体介護をするヘルパーは
家事などのほかにも
専門の勉強をしています
生活援助のヘルパーが
みんな身体介護が
できるというわけではないので
憶えておいてください
それで自己負担はいくら?
ここに訪問介護の
全て1割の基準の金額を
あげてみます
2018年度の料金です
家事をする生活援助だと
20分以上45分未満 181円
45分以上は 223円
身体介護の場合は
20分未満 165円
20分以上30分未満 248円
30分以上1時間未満 394円
1時間以上 575円
30分増すごとに
83円が加算されます
高いと思いますか?
安いと思いますか?
ヘルパーは家政婦ではない
介護保険は単に
対価を払って買う
というサービスとは
異なっています
例えば
介護度によって
使える総額(限度額)も
決まっていますし
ちょっと郵便を出してきてほしい
とか
ケアプランに
買い物が入っていないのに
ちょっとコンビニに
行ってきてほしい
ということは
一切依頼できないことに
なっています
また家族が仕事で忙しいから
家族の共用スペースも
掃除をしてほしい
とか
高齢の母親の食事と一緒に
父親の分も調理してほしい
ということも依頼できません
ヘルパーが支援できるのは
利用者本人のことで
予めケアプランで決められた
ことだけです
こういうことも頼みたい
ということがあったら
まずケアマネージャーと
相談してください
ヘルパー利用例
ヘルパーサービスの
利用料金について
モデルケースで
考えてみましょう
長女と同居の
80歳女性のTさん
足が悪いため
入浴に介助が必要です
ケアマネージャーと
相談をして
毎週土曜日に
入浴介助と
利用者の部屋の掃除
利用者分の洗濯
水曜日にも
利用者の部屋の掃除と洗濯で
ヘルパーサービスを
頼みました
土曜日は身体介護で30分
生活援助で30分
と考えると
181円∔394円=575円
水曜日は
生活援助45分で223円
同じ生活援助内容で
土曜日と水曜日で
時間が違うのは
寝具などの洗濯や
ベットメーキングなどを
水曜日に行うことにして
洗濯機も2回まわせる時間を
確保したためです
細かいことかもしれませんが
生活援助のプランは
このような作業時間を
組み立てて作成します
実際の自己負担額
Tさんの例では
1週間分のヘルパーサービスの
自己負担額は
575円∔223円=801円
と言いたいところなのですが
実は2018年度
地域によって
物価や人件費が違うことから
地域区分というのができました
また利用するサービスの報酬のうち
人件費に利用する割合というのが
決められており
ヘルパーサービスの場合は70%で
これも利用料に影響します
具体的にはモデルのTさんが
東京に住んでいるとします
ヘルパーサービスの人件費割合70%
東京都の地域上乗せ割合20%
計算は
70%×20%=14%
東京都のヘルパーサービス料金は
14%増しとなり
土曜日の自己負担は
575円×1.14=655円
水曜日の自己負担は
223円×1.14=254円
1週間で909円
1か月を単純に4週間として
909円×4=3,636円が
Tさんが負担する
1か月のヘルパー利用料です
さらに注意しなければならないのは
例えばケアプランに
買い物が入っていると
その交通費やガソリン代が
別にかかったりすることも
あります
自己負担額が基準額よりも
2倍3倍ということはありませんが
10月の消費税率の改定も
基準に影響していきますので
今後の利用料の変更を
見守っていく必要があります
次回は在宅で使う介護サービスから
訪問リハビリテーションについて
お話します
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