こんにちは!ノアです
3回にわたり
高齢者施設を選ぶ
ポイントをお話ししました。
※ 今までのお話はこちら |
今回はちょっと方向を変えて
入所者の立場と
施設について
お話します。
施設入所は『契約』
平成12年4月に
介護保険法が施行されました
この制度を利用する基本は
本人とサービス提供者の
民法に基づく『契約』です
ですから
公的な介護保険を使って
入所する施設は
通常の買い物と同じように
自分たちで調べて
自分たちで見て
気に入ったら
入所申し込みをする
という性格のものですが
現実には
施設の性格がわからない
どんなところが合うのか
見当もつかない
ということが少なくないと
思われます
考えてみてください
セレブな知人から
【気楽なホームパーティ】に
招待されました
エレガントな服がいいのか
スポーティな服でいいのか
パンツスタイルでいいのか
イブニングドレスでなければ
ならないのか
見当が付かなければ
準備ができないのと
同じことです
ではどうしたらいいのでしょう
勝手がわからない施設選び
勝手がわからない場面
T・P・Оに合う服が
自分で判断できなかったら
知っていそうな人に
聞きませんか?
施設入所もそれと同じように
情報を持っている人に
相談すると思います
ただ注意点が一つ
「ここがいいですよ」
とある施設を提示された時
よくわからないままに
「ではそこで」
と答えるのはおすすめできません
施設のことを
知っている人が勧めるのだから
イコール【安心】ではないのです
施設を知っている人の勧め
病院の相談員や
ケアマネージャーに
どこかの施設をすすめられたら
わからないなりにも
「なぜそこの施設を勧めるのか
そこの施設のどこがいいのか」
聞いてみることは
誰でもできます
その理由に納得できるなら
はじめて見学候補です
もし提示される施設が
1か所だけだったら
あるいはなぜそこを勧めるのか
理由がはっきりしないようだったら
さらに
「本人がこういう状態なので
この施設なら
このような対応ができる」
という特化した理由が
示されないようなら
その施設の話しは
候補にする前の
情報のひとつ
程度にしておくことを
おすすめします
ほかの選択肢が示されない状態で
理由の説明もなく
施設を1カ所だけ提示されたら
残念ですがその相手は
その施設に入所させる
という意図を持っている
可能性が高いからです
「わからないからお任せ」は
最も危険な姿勢です
施設に入ったら
施設生活では
入所してしまうと
お世話になっているから
出て行けと言われても
困るから
多少のことは
目をつぶって我慢する
という話も
よく聞きました
個人的には遠慮しないで
施設に言えばいいのにとは
思いますが
それぞれの
家庭の事情もあるでしょうし
生活空間でできるだけ
トラブルなく過ごしたい
というのも考え方ですから
施設への不平や不満があっても
我慢するかどうかは
それぞれの判断です
ただはじめの段階で
そのような施設に
入ってしまうことは
できるだけ避けたいですよね
そのためにも
入所を決める前に
候補の施設を
自分たちでしっかりと
チェックして選択することを
おすすめするのです
思いこみで決めない
もし十分に施設の吟味ができず
勧められる施設を
選ぶことになったら
入所手続きの前に
希望する事項に
対応してもらえる施設かどうか
確認してください
麻痺があるのだから
当然リハビリテーションを
実施してくれるだろう
などの確認なしの「だろう」は
何の保証もないのと同じです
家族や本人がそう考えていても
施設側は麻痺はこれ以上
良くならないもの
と判断しているかもしれませんし
場合によっては
リハビリテーションの対応がない
性格の施設を紹介されているかも
しれないのです
また契約書の内容の事前確認や
「ケアプラン」の内容の確認も
大切です
まとめ
今回は
施設のことは
わからないと言っても
自分たちで
確認することは可能ですし
疑問点を確認することは
とても大切だということを
お話しました
こんなはずじゃなかった
とならないように
本人や家族で
どの施設がいいのか
よく話し合って
決めたいですね
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