介護を知りたい 高齢者の生活 家族にできること

親の老いに気が付いた時あなたはそれをどう受け止めるでしょう

こんにちは!
ノアです

 

あなたは今幾つですか?

あなたの親は幾つですか?

あなたの親は元気ですか?

 

今回は親の「老い」に
どう向きあったのか
私の体験をお話しします

 

親が老いると思わなかった

 

私の父は
78歳で亡くなりました

 

長い間
お気楽な独身生活を
楽しんでいた私は

年に2~3回父母を誘って
旅行を楽しんでいました

 

最後の青函連絡船の旅も
北斗星の旅も

オーストラリア旅行も
はじめての沖縄旅行も

父母と一緒でした

 

父母ははじめてのことを
楽しめる人たちでしたし

旅行も大好きでした

 

突然電話をしてきて

「今日○○温泉に泊ってるから」

などということも

良くありました

 

父母との旅は日程調整も楽で

気も使わなくても良く

 

「秋に白川郷に行かない?」とか
「太宰府に梅を見に行こう!」とか

気分任せの私の提案に
「それはいいな!」と
拒まれることはなかったのです

 

 

ある日「はっ」とした

 

父は腰を痛がるほかは
健康上の問題も
ほとんどなく

 

積雪激しい北海道の冬も
元気に自分で家の周囲の
除雪をしていました

 

ですから特に父が老いたとか
感じることはなかったのです

 

父が72.3歳頃だったでしょうか

年末から年始にかけて
父母と兄家族と
温泉に行きました

 

私と父母で同室だったのですが
部屋に入ると父が

ソファの手元が暗いと
言うのです

 

ソファ横の壁の高いところに
ライトがあるのを見つけ

私はソファにあがって
手を伸ばしました

 

ライトはついたのですが
そのソファは

足の前の方が
ロッキングチェアのように
丸くなってるデザインでした

 

運悪くソファから降りる時
私はソファの前に
体重を載せてしまい

結果はおわかりですね

転倒してしまったのです

 

齢30ン歳にして

走って転んだ子供のように
膝からすねにかけて
生傷ができました

 

やっちゃった!
内心で思ったのですが

多少お風呂のお湯が
沁みるかな?
程度で「まっ、いいか!」
と気を取り直しました

 

ところが父は違いました

自分の荷物から
ガーゼやビニールの袋
ハサミと絆創膏を
出してきたのです

 

自分が暗いと言ったために
娘にけがをさせたと
責任を感じたのでしょうか

 

娘の方はこんなことで
大好きな温泉を放棄する気も
さらさらなかったのですが

 

傷が痛くて温泉に入れなかったら
とも思ったのかもしれません

 

「傷にこのガーゼを当てて
ビニールを巻けば
風呂に入っても沁みないから」

と言ったのです

 

「えーっ 大丈夫だからいいよ」

「いや、巻いた方がいい」

父はなおも言いました

 

「これくらい大丈夫だって!」

私は少し腹が立ちました

 

そんなみっともない!

という気持ちも強くありました

 

すると父は

「これを使えば
お前が風呂に入っても
痛くないと思って」

小さな声で言いました

 

正直に言います
私は父のこの言葉に
激しく動揺しました

 

父の声に聞いたことのない
悲しみを見たのです

 

「とにかくお風呂行ってくる」
私は逃げるように
部屋を出ました

 

以前の父なら「何やってる」と
しょうがない奴だと言わんばかりに
笑ったはずでした

 

その前に椅子の形に
気が付いたでしょう
(その点私は慎重さに
欠けています)

 

自分でさっさとライトを灯すため
椅子に上がったかもしれません

 

父が笑って終わると
思っていたのに

予想外の展開に

温泉に入りながら感じたのは

 

父の

「老い」

だったのです

 

どう向き合う

親と日常的に接していると
その変化には
なかなか気が付けないものです

 

例えば周囲で見ていて
明らかに認知症が疑われても

普段一緒にいる家族が
気が付かないということも
良くある話です

 

また高校生の時に
86歳の祖父と待ち合わせたことが
ありました

 

私の祖父は元気な明治の人で
80歳を過ぎても
70歳とうそをついて
ツアー旅行に参加していました

 

ですから祖父は元気な人
と思っていたのですが

待ち合わせた時に
祖父は肩から下げていた
ショルダーバックを
私に「持ってくれ」と言いました

 

私の家に泊まるための
3泊分の着替えやお土産が
祖父にとって苦痛なほど
重いなんて

私の想像の範疇を
越えていたのですが

 

「老いる」ということが
どういうことなのかを

私が初めて知ったのは
この時でした

 

このように何かの瞬間に
父母や祖父母が
「老いている」と
気が付いた時

 

どう関わるといいのでしょう

 

いきなり労りだすのも
おかしな話ですし

自分でできることも
やらなくて良くなるのは

本人にとっても
あまり良いこととは
思えません

 

かと言って
何ができて何ができないのか

悩むところです

 

 

私がやったこと

 

父の「老い」を感じて
私がどうしたかというと

せいぜい重い物を
持ってあげたり

 

父が高いところには
あがらなくてもいいようにしたり

その程度の配慮を
しただけでした

 

 

心身の問題になるような
病気もなかったですし

 

一緒にいる母が
父よりもそこそこ若い
(父母は7歳離れてました)
ということもありました

 

むしろややもすると

父が老いていることを
私が忘れても問題ない程度には
元気でいてくれたことを

 

感謝したいくらいです

 

父は癌になり
亡くなりましたが

「老い」を感じたのは
数えるほどです

 

しかし母の「老い」とは
正面から向き合わなければ
なりませんでした

 

にもかかわらず
私はそのことを
おざなりにしてしまったのです

 

そのことで私は

長い間「後悔」に

縛られていたのですが

 

そのお話しはまた改めて

 

 

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