毎日素敵に満ちている 気になる閑話

食べることは生きることの基本です

こんにちは! ノアです。
見上げたのは真っ青な秋の空なのに

思い浮かべたのは
食欲の秋だなぁ

ということでお題は
「食べる」です。

食べるお話

と言ってもグルメ情報ではあリません。

ここでするお話は、

経済的に食べられることができるかどうか
ということとも違います。

生命を維持するために食べるという、
大切な欲求についてのお話です。

あなたは普段、

「食べる」 という
ある意味当たり前なことを、
どの程度意識していますか?

食べることが好きな人は、

今日はどこで何を食べようかと
ワクワクしながら考えるかもしれませんし、

ダイエット中の人はカロリーを心配し、
時には食事を抜くかもしれませんね。

食べられない

19歳の時、
私は身近な人を突然事故で亡くし、

食べることをすっかり忘れてしまったことがあります。

その時のことは
あまりはっきり覚えていないのですが、

何かで立ち上がった時に
立ち眩みで歩けなくなり、

どうしてだろうと考えたら、

二日間くらい
コーヒー以外
何も口にしていないことに気が付きました。

そのことに気が付いた時、
とにかく食べようと思いました。

少しでもいいから時間を決めて、
きちんと食べよう。

そして私はお米を研いで
ご飯を炊きました。

以後、食事を抜くことは
絶対にしなかったのですが、

食べられない原因が原因だっただけに、
絶食後の食事も
いきなりドカ食いするはずもなく、

幸か不幸か当時の私は
人生最大体重だったので、

ある程度時間がたって、
ほど良い体重になっていた
という落ちが付きました。

2回目に食べる量が
極端に減る体験をしたのは、

それから15年ほど経った頃でした。

もともと食べることが好きなので、

「精神的なことが原因で
食べられなくなったことはない」

というのが自慢だったのですが、

この時は仕事と人間関係のストレスで、
食べられなくなりました。

空腹なのに
食欲がないままにやり過ごすことを繰り返し、
結果、一週間に5キロのペースで
体重が落ちていきました。

ただでさえ低めだった血圧が更に下がり、
立ち上がるたびに眩暈に襲われ、
常時頭痛をかかえて
鎮痛剤を常備しないと
不安でいられなくなりました。

たまの休日は
食べないで一日中寝ていました。

今考えると
軽いうつ状態だったのかもしれません。

15キロくらい体重が減った頃、

頻繁に会っていた友人たちが
私の激変に気が付き、

自宅に招いて
山盛りの食事を用意してくれたり、
食事に連れ出してくれました。

話を聞いてもらい、
お説教もされ、
とにかく少しづつでも食べようと
思えるようになりました。

 

 

高齢者の「食べる」

かつて、仕事で高齢者の施設などを
訪問していたことがあります。

一緒に施設を訪問していた医師が

「あなたのご両親はまだ若いと思うから、
あまりわからないかもしれないけれど、

もし、高齢者に体に悪いからと
色々と制限した食事を出して、

高齢者が美味しくないからと
その食事を少ししか食べないことを
繰り返したら、

制限食ではない
美味しい食事をたくさん食べることより、

食べないことの方が

その高齢者にとっては
ずっと良くないことなのだよ」

と言っていたことがあります。

食べることをいい加減にした結果を
体験したことがある自分が、

あの時、
体力も免疫力も落ちている高齢者だったら
と想像すると、

その言葉には
リアルに衝撃をおぼえました。

特に高齢者は、
身体機能の衰えや、
社会生活の縮小などが、

喪失感からくるうつ状態を
招く要因にもなります。

さらに食べないことにより、
栄養不良による
判断力の低下も生じますし、

生命を維持するために食べることさえも
おざなりになり、
結果、生命が脅かされることに直結する
心配があるのです。

身近に高齢者がいたら、
食欲があるか、
ちゃんと食べているか、
ちょっと心を配りたいものです。

 

「食べる」を楽しむ

入院した人から

「入院していると食べるくらいしか
楽しみがなくて」

という言葉を聞きます。

高齢者の施設でも
少ない予算をやりくりして、

行事食を工夫したり、
盛り付けを工夫して、

少しでもおいしく
残さず食べてほしいと頑張っている
栄養士や調理員がいます。

今は、稔り、
収穫、食欲の秋。

せっかくの豊かな季節です。
しばしダイエットは忘れて、

美味しく「食べる」を
楽しんでみてはいかがでしょう。

あなた自身のために。

 

 

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