社会は人の支え合いでできている

何を相談するのかわからない?大丈夫!一緒に考えます

投稿日:2018年11月25日 更新日:

こんにちは!ノアです。

何を相談したらいいのか。
わからなくて結局そのまま

そんな経験ありませんか?

 

色々な出発点

専門家に何かを
相談しようと思う時は

はじめに自分で結論を持っていて
背中を押してほしい場合

選択肢が決められなくて
迷っている場合

混乱していて
何を相談したらいいのかさえ
自分でわかっていない場合

どういう選択肢があるのか
情報が欲しい場合

など色々な場合があります。

相談を受ける側は
相談してきた人が
どの状態なのか

見極めたり
確認したりしなければ

最終的なアドバイスや支援が
的外れになったりして

相談者にただ不満を残したり
解決につながらなかったり

結論が出るまで
時間がかかったりしてしまいます。

このスタート時点での作業は
相談を受ける側だけの課題ではなく
実は相談する側の課題でもあります。

つまり解決に向けての第1歩は
相談をする側と
相談される側の共同作業なのです。

 

Hさん

Hさんは、
私が福祉支援をすることになり、
はじめて担当した一人です。

母子家庭のおかあさんで
3年くらい前に離婚して
小学生の男の子2人を
育てていました。

母子の福祉手当と
児童の手当て
パート収入と養育費

収入を増やして
もっと生活を楽にしたい

というのがHさんの希望と
聞いていました。

ところがHさんは
ある資格を取るための
要件が整っているのに

なかなか試験を
受ける様子がなく、

どうしてなのか聞いても
色々あってとか

資格を取って
仕事をするようになると
子どもに留守番を
させることになるし

と言うばかり。

いつになったら
資格を取って
仕事をしてもいいと
思うのかと聞くと

せめて下の子が
中学校に入ってから

と言います。

それなのに口を開くと
こんな生活はいやだ…

彼女はいったいどうしたいのか
愚痴を言いたいだけなのか

会うたびに手探りをしながら
「やはり試験を受けたらどうですか?」
と言ったのは何度目だったでしょうか。

ある日彼女はとうとう

結婚したこともない
子どもを産んだこともない

貴女に私の何が
わかるというのか

と怒り出しました。

それでは私は結婚して
子どもを産んで
離婚しなければ

彼女の支援は
何もできない
ということなのかと

思いました。

「私は、貴女と同じ経験を
していない者にしか
言えないこともあると
そう思って言っています。」

と答えました。

彼女が自分の気持ちを
わかって欲しいと
思っていたのは
理解できましたが、

貴女も大変ですよね、
苦労しましたね

前の担当者が
そう言い続けてすでに3年。

このままでいることが
彼女の次の一歩に
繋がるとは思えなかったのです。

それから間もなく
私は彼女の担当を母子専門員に
委ねました。

私には彼女に適切な支援が
出来ると思えなかったのです。

 

医療者と福祉支援者の違い

国が介護保険制度の
準備をしている時季に

ある看護師さんと
介護保険について
話したことがあります。

リハビリテーションを
した方がいいと
医学的に判断される人が

リハビリテーションは
受けたくない言い張ったら

ケアマネジャーとしてはどうするか
という話題でした。

彼女の答えは
はっきりしていました。

全力で説得する。

自己選択の権利はどうなる?
と問い返すと

リハビリテーションをしなければ
生活の質が悪い状態で
固定するとはっきりしているのに、

医療従事者としては
見過ごせない。

というのが彼女の答えでした。

福祉従事者は
本人の選択を尊重します。

第三者の目で見て

どうしても本人の選択が
情報が乏しいための
選択ではないかと
疑問がある場合は

出来る限りの
情報提供をして

自分のこととして
受け止められるように
努力はしますが

最終的には
本人の判断に任せます。

それはその人の
人生だからです。

その看護師さんは
個人的に仲良くしていた
人だったのですが

「折り合えないね~」
でその話は終わりました。

 

上手に相談する

自分では結論が
出せない時

あるいは自分の結論に
自信がない時

人は誰かに相談します。

相談される側が困るのは
なにをどうしてほしいのか
わからない時です。

このような時は
支援者は状況整理を試みますが

前出のHさんの場合を例にすると
言っていることと
やっていることが違いすぎて

まだ未熟だった私は
只々困惑するだけでした。

結果として私は
彼女の行動に注目し
私の支援は要さないと判断して
母子相談員に委ねました。

もしかすると
もっと早くに
母子相談員に委ねていたら
彼女の問題は
解決できたかもしれないのです。

医療従事者と福祉従事者の
視点が違うように
どういう人に相談するか
というのがとても大事です。

また、言うまでもないことですが
相談する時は
問題をあやふやにしたままだと
解決に結びつきません。

混乱して相談事項が
はっきりわからない時は
支援者と一緒に
整理していくことができます。

相談先が違う時は
専門家に適切な
相談先のアドバイスを
もらうこともできるでしょう。

相談対応の担当者と
協力して問題と向き合うのが

一番上手な相談の仕方であり
大切な姿勢と言えますね。

 

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