毎日素敵に満ちている 気になる閑話

織田信長が本能寺で討たれたころ別なところでは

こんにちは!ノアです

歴史上では
様々な出来事がありましたが

なかには
眉唾物のお話しもあります

しかもそれが伝承ではなく
れっきとした史実となると

どうしたって
興味が湧いてきませんか?

 

 

お城がまるごと・・・の舞台

私がずっと気になっていた
史実があります

 

破天荒なお話しだったので
はじめはドラマの脚色?
(にしても激しかった)

と思ったほどです

 

それはお城まるごとの

水攻め‼

 

これはもうどんなところか
行かないではいられません

 

ところは備中高松城

 

攻めるは
豊臣秀吉率いる織田軍

 

守るは
毛利方城主清水宗治

 

周囲を水没されて
退路も補給路も
断たれたなかの籠城戦

 

しかもこの戦いが

 

明智光秀に
チャンス到来!!
と勘違い(?)をさせ

 

織田信長の死を招き

 

豊臣秀吉が天下を取る

 

これらすべての
引き金となったというのですから

パズルを組み合わせると
見えてくる図は
不思議に満ちています

 

 

備中高松城の戦い

清水宗治の備中高松城に

 

天下統一の野望を持つ
織田信長の命を受け

豊臣秀吉率いる織田軍が
戦いを挑んだのは
1582年4月

 

毛利家に忠誠を誓っていた
清水宗治は籠城して
これを迎え撃ちます

 

はじめは豊臣秀吉も
清水宗治を懐柔し
和睦を結ぼうと試みましたが

これがどうにも
なかなか頑張って
織田方をはねつける

 

そこで軍司黒田官兵衛が
「はあっ⁈」ということを
思いついた

 

それが水攻め

 

4㌔に渡り
高さ8.4mの
堤防を12日間で
作ってしまった

 

と言うのだから
尋常じゃない

この地はもともと
湿地の多い地域で

地図や高台から見ると
大きな池が点々とあるのが
わかります

(数年前に水害にあった時の
備中高松城址近辺)

 

雨と足守川の水で
さぞかし巨大な池が
完成したことでしょう

 

 

パズルのピース

この状況でも清水宗治は
粘りました

 

一方秀吉は
備前松山城が落城しないと
織田信長に泣きつきます

 

一節ではもうこの戦は先が見えていて
信長が行くほどでもなかった

という説もあります

 

現に本能寺の乱を隠しておける
わずか2~3日で
秀吉は決着をつけているのです

 

 

それでも秀吉が
なぜ信長に泣きついたのか?
という疑問は後にまわすとして

 

 

秀吉に泣きつかれた織田信長は
身近な者だけを連れて
中国に向けて出発し
本能寺に宿泊

 

 

明智光秀は

秀吉の援軍と見せかけて出陣し
途中で「敵は本能寺!」とさけびます

 

清水宗治が本能寺の変を知らないまま
家臣たちの命を救うため

城を囲んだ池に船を浮かべて
切腹して果てたのが

本能寺の変のわずか2日後

(清水宗治の家臣が殉死したと言われる地に
不思議な木が茂る)

 

そして『中国大返し』

つまり豊臣秀吉は

高松城の堤を解き
毛利と一応の和解を成立させ
大軍を連れて
京都目がけて走りはじめます

 

 

明智光秀を狙うのは
ほかにも柴田勝家
徳川家康がいましたが

 

豊臣秀吉はこの間にも
密使を走らせて

諸大名に自分につくように
ぬかりなく根廻をしていたようです

 

わずかな動きの違いが
一つ一つのピースを作り

ピタリピタリとはまった
そんな感じがしてきます

 

(現在の備中高松城址)

 

様々な『もしも』

歴史は結果で構成されます

ですからそこに

『もしも』
は存在しないのですが

 

それでも『もしも』には
想像力をかきたてられます

 

もしも本能寺の変がなかったら

 

もしも清水宗治が
本能寺の変を知ることができたら

 

もしも明智光秀が秀吉に勝っていたら

 

もしも明智光秀を討ったのが
徳川家康だったら
柴田勝家だったら

 

もしも黒田官兵衛が
水攻めを思いつかなかったら

 

考えるだけで
わくわくします

 

私たちの人生にも
そんな『もしも』が
あるかもしれませんね

 

 

そしてもうひとつの...

『もしも』と並ぶ
歴史のわくわく

 

それは『もしかすると』

 

『もしかすると』は

『もしも○○だったら
もしかすると××だったかもしれない』
とも繋がりますが

 

『歴史は○○となっているけど
もしかすると真実は××かもしれない』
という繋がり方もあります

 

例えば
「義経は平泉で討たれたけれど

もしかすると生きて大陸に渡り
チンギスハーンに
なっているかもしれない」

というあれです

 

 

現実(歴史の場合は
一般的に史実と言われていること)
とくらべて

 

想像を膨らませる
『あの時こうしていたら
もしかすると今はこうかも』に対し

 

『歴史は○○となっているけど
もしかすると

真実は××かもしれない』は

伝承が残っていたり
事実の証明では?

と思いたくなる何かが
あったりします

 

ということで

 

わくわくがとまらない

 

次回は
『真実はもしかすると?』

のお話しです

 

 

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