毎日素敵に満ちている 気になる閑話

おすすめ! 芳醇な秋の味ひとつで幸せが訪れる!

こんにちは! ノアです。

味覚の秋ですね。

皆さんは秋というと
どんな味を思い浮かべますか?

私は毎年秋になると

お店で見つけるのが
楽しみだった
フルーツがあります。

 

フルーツの里

以前住んでいた町の隣町に、
フルーツの里がありました。

 

苺、サクランボ、
プルーン、ブルーベリー、
プラム、梨、林檎、ブドウ!

 

毎年、
その季節の果物が実るのを待って、

農園に行っていました。

 

時には店頭で購入し、

時間がある時は、
果物狩りに農園に入り、

十分にお日様を浴びて、
たわわに稔り

樹で熟したジューシーな実を
口一杯に頬張って、

満喫することができました。

 

なんとも贅沢な時間を
過ごしたものです。

 

紅 玉

毎年秋に待ちわびたフルーツは

林檎の 『紅玉』 です。

 

紅玉は磨くとぴかぴかで
とても美しい艶が出ます。

 

ルビーを表す
『紅玉』
という名前に
相応しい林檎です。

 

紅玉は生のままだと酸味が強く、
昨今は甘い果物が人気で、

作っている農家の数も、
作る量も限られているようです。

 

一方で、火を加えると、
豊かな香りと
独特の甘みや旨味が出現し、

アップルパイ、
焼きリンゴ、
ジャムなど
本領を発揮します。

 

作っている紅玉のほとんどが、

契約したパティスリーに
行ってしまうという
農家もあります。

 

ですから毎年今頃になると、
紅玉を店頭に出している
農家をマークしておいて、

いつ頃買えるようになるのか、
調査を怠りませんでした。

 

母のアップルパイ

私の子供時代に、
母はよくケーキを
焼いてくれました。

 

もう50年くらい前のことです。

 

母は秋になると必ず
紅玉でアップルパイを作りました。

 

生クリームの飾りもないし、
色もただの茶色で地味だし、
けして子供受けする様相ではなかったので、

 

初めて見た時は
美味しそうに見えなかったのですが、

一口食べて
忘れられない味になりました。

 

焼きたてのアップルパイ。
煮た林檎の豊かな味、

大人の味だと思っていたシナモンが、
絶妙なアクセントとなり、

食べたことがない
美味しいお菓子でした。

 

伯母の焼きリンゴ

伯母の家に遊びに行くと、

紅玉で焼き林檎を
作ってくれました。

 

林檎の芯を
スプーンでくりぬき、

まん中にあけた穴は
底を少し残します。

 

芯を抜いた穴に
バターを落とし、

アルミ箔で包んで
オーブンで焼くと、

林檎の香りが
室内に漂いました。

 

アツアツの焼き林檎に
砂糖をかけ、

皮が破れて
汁がこぼれないように

慎重にスプーンを差し込み、

火傷をしないように
実と汁を少しすくって
そっと口に運びました。

 

従姉妹たちと
「美味しいね!」
と言いながら
楽しんだ焼き林檎も、

忘れられない思い出です。

 

 

 

 

タルトタタン

私は紅玉が手に入ると、

一番初めに
タルトタタンを作りました。

 

タルトタタンは
失敗から生まれたお菓子です。

 

タルトを作ろうとして、
肝心の生地を忘れて
林檎を型に入れて煮てしまい、

仕方がなく
最後に生地をかぶせて焼き、

ひっくり返すと

林檎の汁がカラメル状になって、
とてもおいしい
斬新なお菓子に仕上がった

というエピソードがあります。

 

私が使っていたレシピでは、
紅玉を20個くらい使うのですが、

レシピと同じ大きさの鍋でも
実際に使ったのは15個くらいで

煮ている間に
林檎のジュースが溢れ

鍋につきっきりで
火力の調整をしました。

 

使うのは紅玉と
砂糖とバター。

生地を作るための
小麦粉だけです。

 

うまくいったときもありますし、
失敗した時もありましたが、

ぎゅっと濃縮された紅玉の香りと、
豊かに膨らんだ味は、
変わりませんでした。

 

紅玉の皮を煮たお湯で
紅茶を入れると、

芳醇な香りの
アップルティになります。

 

タルトタタンとアップルティの
ティータイム。

 

食べたのは
優雅さとはほど遠いい

小さいアパートの
茶の間でしたが、

これもまた贅沢な時間でした。

 

ひと手間かける

アップルパイや焼き林檎、
タルトタタン。

美味しいのですが
時間も手間もかかります。

 

それだけの甲斐がある味ですが、
いくら美味しくても
そこまでは、

という方には
ジャムやコンポートが
おすすめです。

 

特にコンポートは、
いつも林檎を食べるように、
皮を剥いて6つか8つに切り、

鍋に入れてレモン汁と水を少々。
砂糖の量もお好みで。

あとは鍋を火にかけるだけ。

 

フライパンで生の林檎をバターで焼き、
それから煮てもいいですね。

 

知人は赤ワインで煮ていました。
グッと大人の味に仕上がります。

 

シナモンをかけたり、
生クリームを添えたりすると、
洒落たデザートの出来上がり。

 

美味しく食べられる紅玉が、
旬になっても
店頭にないのは残念ですが、

今は通信販売などでも
手に入ります。

 

私がおすすめする
秋の味です。

 

 

 

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