こんにちは!ノアです。
セクハラ、モラハラ、パワハラ
ハラスメントと呼ばれること
増えましたね。
突然怒鳴られた!???
「お前のところは、
なんで事前の話しが
何もないんだ!」
そんな罵声を
いきなり浴びせられたら
ましてや
特別なことも何もなく
普通に承認をもらいに行っただけで
こちらも無防備だったら
「えっ???」と
お間抜けな反応になっても
責められる
謂れはないと思うのですが
その時にその人は
かなりエキサイトしていたらしく
私の反応すら
とぼけているように
感じたようでした。
つまりさらに激高し
「課長呼べ!!」
私も機敏に対応すると
よかったのですが
「課長ですか?」
目の前の人の言動全てが
理解の範疇を越えていたために
脳みそが反応できず
ふたたびお間抜けな問いを....
「課長呼べ!」
もう一度言われてやっと
『これは本当に
課長を呼んだ方がいいようだ』
と判断する体たらく。
もっと言うなら
「なぜ私が、
課長を呼ばなければならないのか?」
ではあったのですが。
問題はどこに?
さて、
私の上司が飛んできました。
そしてお小言が
始まったのですが
実は私にとっては
終始???でした。
一言もないんです。
例えば
私が持って行った書類に
不備があるとか
私がその人の質問に
何も答えられないとか
私の仕事がいい加減だとか
(もっとも、これを言われたら
私にはやくざの言いがかりにしか
聞こえなかったと思いますが)
だいたいその人は
私が持って行った書類を
開いてもいなければ
何か質問するでもなく
いきなりの罵声
だったのですから。
やっと理解したこと
で、よーく聞いていると
どうやらうちの部署は
事前にその人に相談するべきことを
なにも相談しないで
いつもいきなり
「こうするので決裁ください」と
その人に判子だけもらいに行く
それがたまたま続いたので
私の時に暴発してしまった
ということだったらしいのです。
でも、でも
そもそも論なのですが
私が求めた決裁は
事前に相談するなどという
類のものではなく、
「今年はこういう数字の
報告がありました。」
「あ、そう。」
その人が内容をぱらぱらとみて
「桁がおかしくないか?」
とかがあれば
「この数字はどうやって出したの?」
と確認するとか
そのような機械的なもの。
しかも事前相談が必要なら、
相談なしでいきなり
「判子くれ」
なんて言う度胸もないし
どう考えても
とばっちり…
しかし席を立つわけにもいかず
お小言にお付き合いしてから
ほとんど内容確認なしで
やっとその人に
判子を押してもらえました。
その人の上司はどうしたか
ありがたい判子をもらって
私は隣りの№1の部屋に行きました。
(そう、かの人は我が家の№2)
「○○の報告です。」と
私が差し出した書類を
№1はにっこり笑って
「はい」
と受け取り内容チエック
「ご苦労様!」
飛び切りの笑顔でうなづいた№1
そうですよね。
あなたにはあの№2の
ヒステリックな怒鳴り声が
聞こえていないはずがない。
スケープゴートとなってしまった
部下へのその手慣れたような
いたわりの笑顔は
時々あるのですね?
こーいうこと。
わかるよね?
ちょっとプライドが高くて
神経質な人だけど
悪意があるわけではないから。
№1の柔和な表情が
そう語っていました。
悪意がないから
いいということではないと
思いますよ。
これがトラウマになる
若者が出現したり
パワハラと言われたりする
ご時世です。
内心でそんなことを思いながら
私もにっこり笑って
「ありがとうございました」
と№1の部屋を出ました。
その人との関り
ここでその人との背景を
ちょっとお話します。
実はその人とは過去2回の
因縁がありました。
はじめて仕事の関係があった時は
対等な立場でした。
随分とプライドの高い人だなと
思ってはいたのですが
普通に仕事のやり取りをして
特に支障もありませんでした。
次に仕事でつながりができた時に
その人はちょっと
上の役職になっていました。
勿論、相手の役職に見合う
話し方をしましたし
友人のように話したことも
ないつもりでした。
それがある日
「あなた、僕のことバカにしてる?」
と言われたことがあって
驚いたことがあるのです。
たぶん私がどこかでその人の
プライドを傷つけたということ
だったのかなと思います。
自分のプライドが第一なんて
考えると考えるほど
「くだらない!」
と思ってしまう私がいるのですが
私のこういうところが
その人を被害妄想に
陥れたのかと推測されました。
そのようなことがあって
3回目の仕事の関りで
いきなりの罵声でした。
パワハラ?
さあ、
読者の皆さんは
これはパワハラだと思いますか?
私はその場では比較的冷静に
事態の解決に向けて思考しますが、
後で色々と考えると
段々と怒りが湧いてくる
タイプのようです。
この時もそうでした。
相手は上司です。
私は怒鳴られるような謂れはないと
思われる状況でした。
それから念のために
私はその人のところに行く時は
スーツのポケットに
常にボイスレコーダーを入れて
行くことにしました。
いきなり罵声を浴びせる
という相手の行動が
(容認できることではないのは
当然のことですが)
常態化したものか
はずみだったのか
何かの気の迷いか
相手が過去に因縁がある
私だったからなのか
(その人は異動してきた
ばかりでした)
予測がつかなかったので
これは当たり前の保険だったと
今も思っています。
残った記憶
多分同じようなことは
もうないだろうと
思っていたとおり
このようなことは
二度と起きませんでした。
ハラスメントは
加害者や被害者に
どのような背景や行動があっても
許されるものではないのは
言うまでもないと思います。
幸か不幸か私には
感情的なしこりを
いつまでも維持するだけの
根性はないので
この出来事を思い出しても
湧き上がる感情はないのですが
『とても失礼なことをされた』
記憶としては
10年経った今も残っています。
その人との別れ
私は転勤の時に
その人のところに
直接挨拶に行きました。
挨拶に行こうかどうしようか
正直のところ迷いました。
その人が役職的に上のほうの人で
本来であればヒラ社員の私が
挨拶に行くことなどない
立場の人だったからです。
しかし
そこそこの規模の組織で
お互いに全く違う部署を
異動して歩きながら
3回も仕事で関わったのは
その人だけでした。
それも何かのご縁が
あったからなのだと
いう気がしましたし、
互いの年齢を考えると
もう二度と仕事で関わることも
どこかで会うことも
ないだろうということが
私の背中を押しました。
私がその人の部屋に入ると
その人はすぐに
席を立ってきました。
そして転勤の挨拶をすると
その人は驚く行動に出ました。
「大変お世話になり
ありがとうございました。」
とご挨拶をした私に
ずっと上の役職のその人が
「異動先でもどうぞお元気で」
と言いながら、
とても丁寧に腰を曲げて
挨拶をしてくれたのです。
この時私は
心から挨拶に来て良かったと
思いました。
いい別れ方ができることが
ただただ嬉しかったのです。
本当に人の出会いは
不思議と素敵に
満ちていると思います。
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